新古今和歌集の部屋

新古今和歌集と源氏物語歌他です。gooよりの移動なのでgoo辞書等関連はリンク切れです。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

小倉山百人一首 曽祢好忠

曽祢好忠 ゆらのとを わたる 舟人 かぢ を たえ 行衛も しらぬ 恋の道かな ーーーーーーーーー ○曾祢好忠 先祖不見 寛和之比人云云 任丹後掾云云 依号曾丹 新古 紀の國やゆらの みなとに ひろふてふ 玉さかに だにあひ みてしがな 引哥 梶をたえ いのちも た…

新古今和歌集遠鏡 蔵書

新古今和歌集遠鏡 佐佐木信綱 校閲 鴻巣盛廣 著 新古今和歌集遠鏡 東京 博文館蔵版 註釋者:鴻巣盛廣 初版:明治43年2月5日 発行:博物館 古今集遠鏡に倣って口語で註。但し、送り仮名はカタカナ。 底本は北村季吟の八代集抄と二十一代集流布本。 文中「…

時代不同歌合絵巻 敏行vs丹後 東博

廿五番 左 藤原敏行朝臣 秋きぬとめにはさやかにみえねども かぜのをとにぞおどろかれぬる 右 丹後 わすれじななにはの秋のよはのそら ことうらにすむつきはみるらん(とも) 廿六番 左 あきはぎのはなさきにけりたかさごの をのへのしかはいまやなくらん 右…

時代不同歌合絵巻 小町vs家隆 東博

十九番 左 小野小町 はなの色はうつりにけりないたづらに わが身よにふるながめせしまに 右 正三位家隆 したもみぢかつちるやまのゆふしぐれ ぬれてやしかのひとりなくらん 廿番 左 いろみえでうつろふものは世中の 人のこゝろのはなにぞありける 右 まつの…

時代不同歌合絵巻 業平vs良経 東博

廿二番 左 業平朝臣 はなにあかぬなげきはいつもせしかども けふのこよひににるときはなし 右 後亰極摂政前太政大臣 ふるさとのもとあらのこはぎさきしより よな/\にはのつきぞうつろふ 廿三番 左 月やあらぬはるや昔しのはるならむ わが身ひとつはもとの…

国貞画 歌舞伎浮世絵 伽羅先代萩

男之助 市川團十郎 二木だん正 松本幸四郎 國貞画 東京国立博物館 蔵 名称:七代目市川団十郎の荒獅子男之助と五代目松本幸四郎の仁木弾正 作者:歌川国貞(三代豊国)筆 時代・年代世紀:江戸時代・19世紀 列品番号:A-8711-8

小倉山百人一首 紫式部

紫式部 めぐり あひ て 見しや それ とも わかぬ まに 雲かくれ にしよはの 月かな ーーーーーーーー ○紫式部 母常陸介攝津 守藤原為信女 上東門院女房 或鷹司殿女房 閑院左大臣 冬嗣公六男 良門──┐ ┌────┘ ├利基──┐ └高藤─┐│ ┌───┘│ │┌───┘ │└兼輔─┐ │┌───┘…

小倉山百人一首 藤原兼輔

中納言兼輔 みかの原 わきて ながるゝ 泉 川 いつみき とてか 恋しかるらん ーーーーーーーー ○中納言兼輔 左中將利基男号 堤中納言左衞門 督從三位 系圖三条右大臣ノ 所ニ見エタリ 羕平三年五十七 歳ニテ薨 引哥 月かげもけふ みかのはら いづみ川 浪にやど…

小倉山百人一首 伊勢

伊勢 難波 がた みじ かき あしの ふしのま も あはで この世を 過してよとや ーーーーーーーー ○伊勢 祭主輔親母 上東門院女房 仍号伊勢大輔 系圖大中臣能 宣が所ニアリ 上東門院中宮 ノ時候ト云云 玉簪曰天子門 九ツアリ 謂開門 遠郊門 近郊門 城門 皐門 …

小倉山百人一首 山部赤人

山邉の赤人 田子のうらに うちいでゝ みれば 白 妙の 冨士の高根 に 雪はふりつゝ ーーーーーーーー ○山邉赤人 あかみとゝよむ説 あれ○たゞ赤人と よむがよきなり 父祖不詳 神亀の比の人也 是は人丸とおなじく 秘傳ある事也 山邉は姓なる所 の名なりそれを …

小倉山百人一首 持統天皇

かぐ山天のてふ ほす衣白妙の けらし 夏きに春過て持統天皇 ーーーーーーーー○持統天皇ぢどうとにごりてよむなり女帝也御母は越智姫大臣蘇我山田石川丸女なり天智天皇第二の皇女天武天皇の后なり草壁皇子母后なり在位十一年都は大和國高原郡藤原の都なり大宝…

安積山

安積香山影副所見山井之淺心乎吾念莫國 万葉集 安積山影さへ見ゆる山の井の浅き心を 我が思はなくに

小倉山百人一首 婦教訓萬宝全書安都麻嘉雅美2

提 提の手を 長柄 の○小紙 にて十二まくなり 長柄のゑ 銚 をまくは 月の数に なぞらへ 子 十二巻閏年 もは十三也 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 女手ならひ 教訓の書 古しへは物かゝ ぬ人も世におほ かりしとは師り ○今此めでたき 御代にむまれ て物を…

明月記 建永二年五月五日 御点歌書出しと神祇詞修正

明月記 建永二年 五月 五日。天晴る。天明に退出。巳の時に参上す。新古今を給はる。又、御点歌を書き出す。神泉におはしまし了んぬる後、清範仰せを奉り、新古今神祇の部の詞を直さしむ(是れ予、未だ書き直さざるの所なり)。御障子の歌、今日清範奉行し之…

明月記 建永二年五月二日 御点歌を書く

明月記 建永二年 五月 二日。天晴る。巳の時に参上す。新古今御点歌を書く。ー略ー。 亥の時許りに家綱奉行、源氏の集一帖を賜はり、其の歌を書き進むべき由、仰せ事有り。終夜之を書く。暁鐘以降に進上す(家綱に付く)。ー略ー

明月記 建永二年四月二十九日 五巻定家書出

明月記 建永二年 四月 二十九日。天晴る。午の時、清範召す由を申す。仍て馳せ参ず。清範云ふ、夜前に仰すなり。新古今の御点歌、定家を以て書き出さしむべし。字に誤り無く、早速きの故なりといへり。此の事、甚だ見苦しと雖も、是非に及ばず。即ち五巻を書…

明月記 建永二年四月二十八日 新古今召出て御覧

明月記 建永二年 四月 二十八日。天晴る。午終に颷。早旦、京に出づ。ー略ー。 小御所に於て撰歌を御覧ず(予、今夜之を進む)。御合点あり(清範御前に候す)。又新古今を召し出して御覧ず。殆ど暁鐘に及ぶ。小男退出せしむ。予、名謁を待つの後に退出す。…

明月記 建永二年四月二十三日 最勝四天王院屏風和歌評定

明月記 建永二年 四月 二十三日。天晴る。召しに依り未の時に参上す。名所の内、若の浦を入れざる如何の由、仰せ事有り。人々の定むる所か。仍て清範と示し合せ、摂津の国小屋(昆陽)、長柄橋を止め、紀伊国若の浦、吹上の二所を入れ、之を書き置く。最勝講…

明月記 建永二年三月十九日 赤人御製と差替

明月記 建永二年 三月 十九日。天晴る。沐浴。午の時許り、召し有るの由、清範示す。未の時、病を扶けて参上す。御製三首を給はり、拝見す。此の事、新古今の序、集中の歌の心を以て其の部に載せられるか。件の歌、皆以て上古作者の歌を用ふ。其の中、夏はつ…

明月記 建永二年六月二日 御点給ひ切出す

明月記 建永二年 六月 二日。終日甚雨。雨を凌ぎて参上す。和歌所に於て尊智を召し、大井河の絵様を書かしむ。又、一日の部類歌の中、猶出すべき歌多く、御点を給ふ。仍て之を出す。又新古今の歌少々之を出す。昏黒に退出す。序に英豪の輩を載す。筋力の窮屈…

春歌上 家隆 花の宿 白川雅喬筆色紙コレクション

思ふどちそこ ともしらず 行くれ ぬ 花のやどかせ 野べのうぐひ す 春歌上 藤原家隆朝臣 おもふどちそことも知らず行き暮れぬ花のやどかせ野べの鶯 白川雅喬 元和七年(1621年)-元禄元年(1688年) 神祇伯。雅陳の子。非参議正二位を務める。通村流の書に優…

明月記『建永二年四月八日』条と新古今和歌集切入の考察

明月記建永二年四月八日条には、前日藤原定家が提出した自嘆歌十首のうち、二首が切り入れられたとの記載が有る。これについて、考察する。 新古今集羈旅歌の『袖吹き返す』の後三首(家隆、雅経、家長)は、元久元年十一月北野宮歌合の題は羈旅で有り、本来…

明月記 建永二年四月八日 自嘆二首切入

明月記 建永二年 四月 八日。天晴る。出でおはします。ー略ー。 又三番。乗尻等出づる後、家長を以て、昨日の歌十首の中、待人の脚の路(雪)、旅人の袖吹返す宜しき由、思し召す。入らざる如何の由、仰せ事有り。棕じて思ひ分けず。迷ひ出す由、此の事を申…

明月記 建永二年四月七日 自嘆歌十首召される

明月記 建永二年 四月 八日。天晴る。参上の次で、桟敷の壇上に於いて実任僧正に謁す。□恐推参、馬場に参ぜず。家長を以て、自ら嘆く歌十首を召さる。卒爾旅所の間、引見するに能はず。思ひ出すに随ひ、形の如くに書き進む。秉燭以下、帰参す。深更に名謁、…

明月記 建永二年二月二十六日 又沙汰

明月記 建永二年 二月 二十六日。天晴る。参上し、壇所に於て大僧正御坊に見参す。和歌所に於て、又新古今を沙汰す(尽くる期無き事なり)。晩頭に及びて、出でおはします無し。仍て退出す。

明月記 建永元年十一月十三日 御製切入れ

明月記 建永元年 十一月 十三日。天晴る。巳の時、院に参ず。出でおはします無し。未の時許りに、清範と相共に御製を見、新古今に切り入る。入れ替へらるるなり。ー略ー

明月記 建永元年八月二日 高松宮歌切出す

明月記 建永元年 八月 二日。天晴る。雨、間々降る。巳の時許りに参上す。御幸の御共、久しく参ぜらるの間、恐れを成すの由、越中を以て之を伺ふ。早く参ずべき由、仰せ事有り。今日猶、所に於いて、高松宮(世、飛礫宮と号す)の歌を出し了んぬ。未の時許り…

小倉山百人一首 婦教訓萬宝全書安都麻嘉雅美1

今川になぞらへ て自をいましむ 制詞の条々 一 常の心ざしかたま しり女のみち 明らかならざる事 一 わかき女無量の 宮寺に参り樂 しむ事 一 少きあやまちとて ※ 今川とは、南北朝の武将、今川貞世が、弟の仲秋に宛てて書いた家訓の「今川状」の事。これにな…

栄花物語 御霊会の細男 年中行事絵巻との関係

栄花物語 巻第二十四 わかばえ 今日も四條大納言、内大臣參らせたまはず。故上の御忌月なりければ、内大臣は、むげに參らざらんはおぼつかなくゆかしとて、御直衣にて内に參らせたまひて、女房のなかに交らせたまひて、衣の袖口つくろはせたまひ、髪かきなで…

明月記 建永元年八月一日 切継ぐ。卿相侍臣嫉妬歌合詠進

明月記 建永元年 八月 一日。雨降る。和歌所に参ず。又新古今を切り継ぐ。川崎に御幸の間、各々笠を取りて下り立ち、見参す。又還りて所に着す。大略、功を終へ了りて退出す。述懐の三首、即ち詠進し、将監の許に送り了んぬ。今夜、沐浴す。 将監 清範 述懐…