新古今和歌集の部屋

新古今和歌集と源氏物語歌他です。gooよりの移動なのでgoo辞書等関連はリンク切れです。

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

美濃の家づと 四の巻 恋歌三4

長明 たのめおく人もながらの山にだにさよふけぬれば松風の聲 だにといへるにて、戀の哥となれり。我はましてたのめ おきたる人のあれば、まつ心のせつなることを、思ひやれとの 意なり。 さよふけぬればとは、夜のふくるまで、まつ人の 來ぬにつけていへる…

YouTube短歌:除夜作 ショパン プレリュード EMinor op 28 no 4を

Chopin - Prelude in E Minor op 28 no 4 たった独りで過ごす。 外にはプレリュードの寒燈が 誰もいない道を 【短歌説明】 ショパンのプレリュード4番を聴きながら、唐の詩人高適の除夜作を思い浮かべた。 高適 除夜作 旅館寒燈獨不眠 旅館の寒燈独り眠らず…

静嘉堂文庫美術館 平安文学、いとをかし  俵屋宗達 国宝「源氏物語関屋澪標図屏風」

関屋 レプリカ 澪標 レプリカ澪標澪標関屋 静嘉堂文庫美術館 平安文学、いとをかし ―国宝「源氏物語関屋澪標図屏風」と王朝美のあゆみ 2024年11月16日(土)~2025年1月13日(月・祝) 静嘉堂@丸の内 (明治生命館1階) 開催中の展覧会 - 静嘉堂文庫美術館 Ex…

大河ドラマ 光る君へ  総集編目次

大河ドラマ「光る君へ」(2024年)。主人公は紫式部(吉高由里子)。平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性。彼女は藤原道長(柄本佑)への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡い…

十訓抄 紫式部の博識

(33)式部誕生 - 大河ドラマ「光る君へ」 道長(柄本佑)に頼まれ、まひろ(吉高由里子)は彰子(見上愛)が暮らす藤壺に住み込みで働き始める。まひろは早速、物語の続きを書こうとするも、宮中での暮らしに慣れず... 大河ドラマ「光る君へ」 - NHK 十訓抄…

和漢朗詠集 秋興 伝烏丸光広筆巻子本コレクション

うづら鳴 いはれのゝべの あきはぎをおもふ人とも 見つるけふ 哉 新拾遺 よみ人知らずうづらなくいはれの野辺のあき萩を思ふ人ともみつるけふかな 万葉集 巻第八 1558故郷の豊浦の寺の尼の私房にして宴する歌三首 沙弥尼鶉鳴く古りにし里の秋萩を思ふ人どち…

百人一首図会 藤原定頼

(月の巻) 中納言定頼 父公任卿也。定頼卿長元二年任 権中納言同十年従二位長久 三年正二位同五年到仕明 朝ぼらけ 年薨。 うぢの河霧 たえ/"\に あらはれ わたる せゞの あじろ 木 (花の巻) 中納言定頼 あさ ぼら け あら うぢ はれ の わた せゞ かは …

俳句 歳末紅葉

ちりもせで紅葉しけるや末も有今日は、図書館が休みと言う事で、近くの御寺に行くと、初詣の準備をしている傍らの紅葉が、落ちもせず、紅葉していた。今年は、夏日が1年の半分で、桜は早く、紅葉は遅く、春と秋がほとんど無かった。来年は、普通の気候に戻…

源氏物語 湖月抄 手習 中将から「憂き物と」と逃げる浮舟

箋中将のうらみて也 たるべし。いとことおほくうらみて、御こゑ もきゝ侍らじ。たゞけぢかくてきこえん ことを、きゝにくしともおぼしことはれと、 よろづにいひわびていと心うく、所につ けてこそものゝ哀もまされ、あまりか 師いさめうらむる心也 かるは…

光る君へ 為時宋人への漢詩

(22)越前の出会い - 大河ドラマ「光る君へ」 敦賀の松原客館に立ち寄ったまひろ(吉高由里子)と為時(岸谷五朗)は、宋人の朱(浩歌)、通事の三国(安井順平)らに迎えられる。浜辺に出かけたまひろは、そこで佇む周... 大河ドラマ「光る君へ」 - NHK 本…

三十六歌仙絵 中納言敦忠 画家不明コレクション

あひみての のちの 心にく らぶれば むか しは 物もお もは ざり けり金玉集 かりにくときくに心の見えぬればわがたもとにもよせじとぞ思ふ 拾遺集 恋二 題しらず 逢ひみてののちの心にくらぶれば昔は物もおもはざりけり 後撰集 恋三 みくしげどのにはじめて…

百人一首図会 小式部内侍

(月の巻) 小式部内侍 父和泉守橘通貞 母和泉式部也。小式 部次母名云。 大江山 天 いく野の の 道の 遠 は けれ し ば まだ だ ふみも みず て (花の巻) 小式部内侍 大江山いくのゝ道のとほければ まだふみもみず天のはしだて 金葉集雑上和泉式部保昌に …

新古今増抄 巻第一 崇徳院 古柳春 蔵書

一 百首哥中に 崇徳院御哥 一 嵐ふく岸の柳のいなむしろ折敷なみにまかせ・ぞみる 増抄云。いなむしろとは、田にいねのいできて、 末のそろひたるが、むしろのやう成と云也。 柳が枝水になびきて、一面にあるがうれに 似たる故にかく云也。むしろといふより…

源氏物語 湖月抄 手習 眺むる袖に

細泊瀬へ人々したひまいるべしと也 ど、みな人したひつゝこゝには人ずくなに 手習のおはさん事と也 ておはせんを心ぐるしがりて、心ばせある少 女ばう也 将のあま、左衛門とてあるおとなしきひと、 わらはばかりぞとゞめたりける。みない 手習のさま也 でた…

YouTube短歌:寒冷歳暮 バッハ アリオーソを聴いて

バッハ「アリオーソ」W.ケンプ編 平尾有衣ピアノ Bach=W.Kempff Arioso Yui Hirao Pf. 窓の外の日溜りをみれば暖かそう 外に行きたくなる午後 【短歌説明】 東京の気温は、10.6℃だが、アメダスを見れば風が強く寒そう。窓から見る外の景色は、暖かそうだ…

静嘉堂文庫美術館 平安文学、いとをかし  伝頓阿筆古今和歌集巻第十五

(古今和歌集巻第十五 恋歌五) (題しらず) (伊勢) ひとしれずたえなましかばわびつゝもなき名ぞとだにいはまし物を よみ人しらず それをだに思ふ事とてわがやどをみきとないひそ人のきかくに あふ事のもはらたえぬる時にこそ人の戀しき事もしりけれ わ…

百人一首図会 左京大夫道雅

(月の巻) 左京大夫道雅 父伊周也。道雅卿 長和五年従三位萬 今はたゞ 壽三年四月遷左京 権大夫長元元年九年同 おもひ 官位四十五薨 たえ ばかり な を ん と 人づてなら いふ で よし も がな (花の巻) 左京大夫道雅 今はたゞ思ひ たえなんと ばかりを人…

光る君へ 道長、行成の薨去に公任、斉信の哀傷歌 栄花物語つるのはやし

(48)物語の先に - 大河ドラマ「光る君へ」 まひろ(吉高由里子)は倫子(黒木華)から道長(柄本佑)との関係を問いただされ、2人のこれまでを打ち明ける。全てを知った倫子は驚きと共に、ある願いをまひろに託す。... 大河ドラマ「光る君へ」 - NHK 藤原公…

YouTube短歌:世の中忙し 天国と地獄

天国と地獄/運動会BGM 世の中「忙しい」とて 独り本を読み音楽を聴く時 たのし 【短歌説明】 年末はどこも忙しいらしい。新古今和歌集の入道左大臣(藤原実房)歌に いそがれぬ年の暮こそあはれなれ昔はよそに聞きし春かは 出家引退後の歳の暮は、ゆっくり…

静嘉堂文庫美術館 平安文学、いとをかし  伝九条良通筆和漢朗詠集

はるはなをわれにてしりぬはなざかり こゝろのできひとはあらじな 忠岑 春夜 背燭共憐深夜月踏花同惜少年春 白 はるのよのやみはあやなしむめのはな いろこそみえねかやはかくるゝ 躬恒 子日 付若菜 倚松樹以摩腰習風霜之難犯也和 菜羹而啜口期気味之克調也…

三十六歌仙絵 中務 画家不明コレクション

秋風 な荻の の 葉なら 吹くにつけて ば音は も 訪はぬか して まし 拾遺集 哀傷歌 むすめにおくれ侍りて 中務 忘られてしばしまどろむほどもがないつかは君を夢ならでみむ 拾遺集※和漢朗詠集(いかに→いかで)には中務としている。 天暦十年三月廿九日内裏…

和漢朗詠集 秋興 小野篁 伝烏丸光広筆巻子本コレクション

物 色 自 堪 傷 客 意宜將愁字作 秌心和漢朗詠集 秋興 客舎秋情(集註での題) 野相公(小野篁)物色自堪傷客意物の色は自ら意(こころ)を傷ましむるに堪へたり。宜将愁字作秋心宜(うべ)なり愁ひの字をもて秋の心に作れること。 令和6年10月20日 弐 …

光る君へ まひろが漢詩を読んでいると隆家が 白居易 長恨歌

(48)物語の先に - 大河ドラマ「光る君へ」 まひろ(吉高由里子)は倫子(黒木華)から道長(柄本佑)との関係を問いただされ、2人のこれまでを打ち明ける。全てを知った倫子は驚きと共に、ある願いをまひろに託す。... 大河ドラマ「光る君へ」 - NHK 金闕西…

光る君へ 「めぐりあひて」考察

(48)物語の先に - 大河ドラマ「光る君へ」 まひろ(吉高由里子)は倫子(黒木華)から道長(柄本佑)との関係を問いただされ、2人のこれまでを打ち明ける。全てを知った倫子は驚きと共に、ある願いをまひろに託す。... 大河ドラマ「光る君へ」 - NHK はや…

静嘉堂文庫美術館 平安文学、いとをかし展  更級日記

源氏を一のまきよりして人もまじらずきちやふのうちにうちふしてひきいでつゝみる心ちきさきのくらゐもなにかはせむ【「光る君へ」人物紹介】ちぐさ/菅原孝標の娘 ◆ 吉柳 咲良 - 大河ドラマ「光る君へ」【大河ドラマ「光る君へ」公式】『更級日記』の作者 …

静嘉堂文庫美術館 平安文学、いとをかし展  高野切古今和歌集 杉立てる門

わがいほはみわのやまもとこひしくは とぶらひきませすぎたてるかど 高野切古今和歌集第十八断簡 11世紀 古今和歌集 雑歌下 題知らず よみ人知らず 我が庵は三輪の山もと恋しくはとぶらひきませ杉たてる門 静嘉堂文庫美術館 平安文学、いとをかし ―国宝「…

新古今和歌集聞書下巻 雑歌上 定家 大内花見

定家 春を經てみゆきに馴るゝ花のかげふり行身をも哀とや思ふ 春を經て年毎に馴ぬる我身の老おとろへたる姿を花はあは れとや思ふらんとよめる。哥なれども下の心は花を天子にたとへ 奉りて我先祖高官に侍りし中にも釋阿四代までの師徳 にまいりたる其子の●…

俳句 師走´24

師は走る ワレは座りてうつらつら先行各駅停車の列車より、後続列車が先に着くとかアナウンスがあった。せっかく座れたのだから、ゆっくり行く。乗り越しだけが心配写真は、丸ノ内の二重橋辺りのクリスマス。TIFFANYで夕食をと思ったが、庶民としては、有楽…

催馬楽 呂5

本滋 拍子二十 二段各十 もとしげき、もとしげき、きびのなかやま、むかしより、むかしから むかしから、むかしより、なのふりこぬは、いまのよのため、けふのひのため 本滋き、本滋き、吉備の中山、昔より、昔から 昔から、昔より、名の旧り來ぬは、今の代…

和漢朗詠集 郭公 源公忠 伝烏丸光広筆巻子本コレクション

行やらで 山ぢくらしつ ほとゝぎ す 今一聲のきかまほし さに 拾遺集 夏 北宮のもぎの屏風に 公忠行きやらで山ぢくらしつほととぎす今ひとこゑのきかまほしさに 令和6年10月20日 弐 喜