新古今和歌集の部屋

新古今和歌集と源氏物語歌他です。gooよりの移動なのでgoo辞書等関連はリンク切れです。

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

長明発心集 第三 松室童子成仏の事

松室童子成佛事 奈良に松室と云所に僧ありけり。官なんどはわざとなら ざりけれど徳ありて用られたる者になんありける。そこに をさなき兒のことにいとをしくするありけり。此兒朝夕 法華經をよみ奉りければ、師是をうけず。をさなき時は學 文をこそせめ。い…

絵入横本源氏物語 須磨 二条院へ帰宅

ばみて、たゝみ所/"\ひきかへしたり。 見るほどだにかゝり、ましていかにあれ 紫 ゆかんとおぼす。西のたいにわたり 紫 給へれば、みかうしもまいらでなが 源心 めあかし給ければ、すのこなどに わかきわらはべ、所々゙にふしていま ぞおきさはぐ。とのゐす…

美濃の家づと 四の巻 恋歌四7

千五百番哥合に 家隆朝臣 思ひいでよたがかねごとの末ならむきのふの雲の跡のやま風 詞めでたし。 昨日の雲とは、風の吹はらひて、消うせて、 今日はなき雲をいひて、早くの契の絶たる誓也。 跡の 山風とは、雲をば昨日吹はらひて、其跡に今も残りて吹風 を…

2つの大江山 男鹿なまはげの原型 日本書紀

こんな話がある。 欽明天皇の御代の五年の西暦540年頃の十二月に、越の国から報告があり、 佐渡の島の北のみなべの岬に朝鮮東北部のツングース系の肅愼(みしはせ)の人々がやって來た。一つの船乗って来て、滞在していた。春夏は、魚を捕って食い物にしてい…

新古今増抄 巻第一 よみ人知らず 古京花

一 題しらず よみ人しらず 一石上ふるきみやこをきてみれば昔かざゝし花咲にけり 増抄云。心ハ明也。古郷をきてみたれば、花が咲たる が扨もあわれなる事かな。むかしハ人/"\のもて はやしける花ならんをとて、感情を起 したる也。かざゝしは、過去のしなり…

新古今増抄 巻第一 寂蓮 高間の桜

一 和哥所にて哥つかふまつまりしに春歌とて よめる 寂蓮法師 一 葛城や高まのさくら咲にけり立田の奧にかゝるしら雲 増抄云。これは三躰の和哥のうち、ふとくおほ きにといふ躰也。是はならの方よりみたる也。 立田よりおくの方がかつらぎ高間也。立田の お…

新古今増抄 巻第一 西行 去年の枝折の道変へて

一 花の哥とてよみ侍ける。西行法師 一 芳野山こぞのしほりの道かへてまたみぬ方のはなを尋ん 増抄云。しほりとは、枝折と書也。山へ入る人道 のしるべに、木のえだを折ておくをいふなり。野べには しるしに草をむすびておく也。哥のこゝろは 明也。こぞ山お…

源氏物語 湖月抄 夢の浮橋 弟との対面

宇治にての浮舟の無性なりし事也 いはでなん。あさましかりけんありさまは めづらかなることとみ給てげんを、さてうつ し心゙もうせ玉しゐなどいふらんものもあら ぬさまになりにけるにやらん。いかにも/\ すぎにしかたのことを、我ながらさらにえ思 師大尼…

長明発心集 第三 親輔養兒往生の事

親輔養兒往生事 中比壹岐前司親輔と云人取子をしてをさなくより はぐゝみ養けり。此兒三と云ける年、ずゞを持てあそびと して更にこと物にふけらず。父母これを愛して紫檀のずゞ を取せたりければ阿弥陀佛をことくさに申ゐたり。母 きゝて、いさめけれどなを…

絵入横本源氏物語 須磨 海人の塩焼く浦見にぞ行く 大宮との別れ

隅の間の高欄に押し掛かりて、とばかり眺め給ふ。中納言の君、見奉り送らんとにや、妻戸押し開けて居たり。 源 明ぬれば夜ふかう出給に、在明の月 いとおかしう、花の木どもやう/\さか り過て、わづかなる木かげのいとおも しろき、庭にうすく霧わたりたる…

新古今集聞書他古注書写本 秋歌上 二条院讃岐 秋の寝覚 蔵書

二條院讃岐 ○大方の秋のね覚の露せくは又誰袖にありあけの月 大方と云に二根あり。一には大概なりとて云心なでは 十の物は九と云心なり。又をしなくてと云心なり。 此哥はをしなくてと云こゝろなり。をしなべて 秋のねざめの露けさものならばわがごとく又た…

平家物語 練習

* 纐り殿上の小庭にあり。又子息平六家長は年十七背高骨太にして剛の者なれば これも布衣の下に紫威の腹巻着て赤胴作の太刀を佩て無官なれば除々として左右の 手を土に附て犬居に成雲透に殿上の方を窺て父の家貞ヤツト云ば家長も討入べき氣 色也。頭左中辨…

新古今集聞書他古注書写本 秋歌上 通光 蔵書

通光 ○更に又暮をたのめと明にけり月はつれなき秋の夜の空 秋の夜のかぎりもなきかなしさはなにゝ たとへん方もなし。やう/\になげきあかし侍る になに心なく有明の月のゆう/\とのこりす めるを見ていへる哥のなり。所詮秋の夜をうき 事のかぎりぞと思へ…

湖月抄源氏物語 練習2

* 浮舟の弟のさま也 河差是 白氏文集 はせたれば、いときよげにしなやかなるわ らはのえならずさうぞきたるぞあゆみ 細圓座也 きたる。わらうださし出たれば、すだれのも 細此わらはの詞也 とについゐて、かやうにてはさぶらふまじ くこそは僧都はの給しか…

湖月抄源氏物語 夢の浮橋 練習

<div>*</div><div style="padding-left: 40px;"><span style="font-size: 13px;"> 浮舟の弟のさま也 <strong>河</strong>差是 白氏文集</span></div><div style="padding-left: 40px;"><span style="font-size: 18px;">はせたれば、いときよげにしなやかなるわ</span></div><div style="padding-left: 40px;"><span style="font-size: 18px;">らはのえならずさうぞきたるぞあゆ…</span></div>

新古今和歌集聞書下巻 雑歌上 藤原実行

八條前太政大臣 すべらぎの木高き陰に隠れても猶春雨にぬれんとぞ思ふ 皇を高き木によそへ奉りて木たかきと云り。その陰に隠れ養 れ居て也。猶春雨ににぬれんとぞ思ふとは是程あまねき御恵を 受ながらあかず猶春雨にぬれて身をうるほさんと思ふわたくしの 心…

新古今和歌集聞書下巻 雑歌上 有家 千五百番歌合

有家 春の雨のあまねき御代を頼む哉霜のかれ行草ばもらすな 春雨の草木のうるほひと成て生長せしむるを天子の御恵に たとへて霜にせめられたる草ばの如き我身をももらし給ふな と頼みまゐらする心を讀り。面白き哥也。 ※新古今集聞書(牧野本)、新古今注(…

源氏物語 湖月抄 夢の浮橋 弟の来訪

浮舟の弟のさま也 河差是 白氏文集 はせたれば、いときよげにしなやかなるわ らはのえならずさうぞきたるぞあゆみ 細圓座也 きたる。わらうださし出たれば、すだれのも 細此わらはの詞也 とについゐて、かやうにてはさぶらふまじ くこそは僧都はの給しかとい…

短歌 素数の孤独 花鳥風月

17、31素数の孤独秋風にこぼれる露漏る月111112進法で数える世界花は咲き鳥啼く“理科のことば”で羽ばたく テーマ「数や記号」 - NHK短歌第3週は細胞生物学者の永田紅さんが選者。毎回、“理科のことば”に挑戦する。今回のテーマは「数や記号」、ゲ…

尾張廼家苞 雑歌上17

尾張廼家苞 五之上 俊成卿女正明がもたる古写には女ノ字なし 葛の葉のうらみにかへる夢の世をわすれがたみの野べの秋風 二三の句は、うらみにかへる夢の如くなる世なる物をと云意也。 うらみにかへる夢とは、常にはあかず恨めしと思事も夢 にはしばし思ふ如く…

尾張廼家苞 雑歌上16

尾張廼家苞 五之上 五十首歌人々よませ侍けるに述懐 守覺法親王 風そよぐしのゝ小篠のかりの世をおもふね覚に露ぞこぼるゝ 初二句は序。よとかゝる。初句は露ぞこぼるゝに應じたり。結句は涙のこぼるゝ事 なるを、初二句のよせに、露とよみ給へり。此世をか…

長明発心集 第三 証空律師希望深き事

證空律師希望深事 藥師寺に證空律師と云僧ありあけり。よはゐたけて後 辭して久く成にけるを、彼寺の別當の闕に望申さんと 思はいかゞあるべきと云。弟子たるに同じさまに、あるまじき 事也。御年たけ給ひたり。つかさを辭し給へるに付ても必 覺す所あらんか…

俳句 温泉ランド

新緑や 温泉ランド風わたる最近疲れ😩が取れず、歳👴には勝てないと、近くの温泉ランド♨に行く。天使ガブリエルのような雲が、出ていた。ベタな俳句だなぁ〜😅

絵入横本源氏物語 須磨 左大臣の思い出

もてゆけば、たゞみづからのをこたり くはんさく になん侍る。さしてかく官爵をとら れず。あさはかなることにかゝらい てだに、おほやけのかしこまりなる人 の、うつしざまにて、世中にありふる は、とがおもきわざにひとの國にもし 侍なるを、とをくはなち…

女の子の物語 アン・シャーリー第6話

Anime Anne Shirley不朽の名作「赤毛のアン」のアニメ化決定!!アニメーションシリーズ『アン・シャーリー』NHK Eテレで2025年4月放送開始(予定)!アニメーション制作はアンサー・スタジオ!Anime Anne Shirley 女の子の物語は つづくよ 待ってるよ 髪が伸び…

2つの大江山 まつろわぬ民 日本書紀

こんな話がある。 神代の昔、天照大神の子、正哉吾勝勝速日天の忍穂耳の尊は、高皇産霊の尊の娘の栲幡千千姫と結婚して、天津彦彦火の瓊瓊杵の尊が生まれになった。故に、皇祖の高皇産霊の尊は、殊に愛しみ御寵愛なさって養われた。遂に、瓊瓊杵の尊を立てて…

俳句 早稲田田植

早稲田にはかよわき苗の風に揺れ早稲田は、「わせだ」と読まず万葉調に「わさだ」とお読みください😊なお、早稲田は秋の季語としているが、万葉集がそうしているしか無いので無視。

美濃の家づと 四の巻 恋歌四6

摂政家百首哥合に 定家朝臣 わすれずはなれし袖もやこほるらむねぬよの床の霜のさむしろ 床の霜の寒きさむしろに、ひとりねられぬにつけて、思ひ やれる意にて、我を忘れずは、馴し人の袖も、此我袖のごと く、こほりやすらむと也。 我袖のこほる意は、下の…

源氏物語 湖月抄 夢の浮橋 僧都からの早朝の手紙

きおりとこそありつれ。大将殿゙とはこの女二の 細浮 宮の御おとこにやおはしつらんなどいふもいと 舟の心也。孟薫をかやうにいふ田舎めきたりと浮舟の思給ふ也 この世とをく、ゐ中びにたるや。まことにさに 孟うちへかほるのおはせしこと也 孟浮舟の やらん…

源平盛衰記図会 巻の一 豊明節会2

豊明 節會 忠盛公此日 殿上人の嫉 にて危所を 妙計を以て 免れ給ふ 纐り殿上の小庭にあり。又子息平六家長は年十七背高骨太にして剛の者なれば これも布衣の下に紫威の腹巻着て赤胴作の太刀を佩て無官なれば除々として左右の 手を土に附て犬居に成雲透に殿上…